一覧に戻る文学・評論四重奏逸木裕四つの声、四つの旋律が絡み合う物語の気配を、グレーの地に金の明朝で静かに掲げた一冊。画面では宙に伸びる二本の腕が交差し、片方は黒く彩られた爪先で何かを示し、もう片方は煙草と細い弓を握り、白い煙が緩やかに立ち上る。足元には朽ちかけた深紅の薔薇が落ちる。優雅と頽廃、調和と緊張が一枚の絵の中で響き合い、四重奏という言葉に潜む不穏な気配がゆっくりと浮かび上がる。About出版社光文社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画Q-TAAmazonで見る