
NHK Eテレ「100分de名著」で取り上げられた『変身』『遠野物語』『生きがいについて』をめぐり、伊集院光が指南役と語り合った対談集。本との出会いを通して、孤独や違和感をどう抱えて生きるかが穏やかに語られる。表紙はターコイズの地にオレンジの帯を組み合わせ、赤いシャツの人物が小さな本を抱えて読みふけるイラストを中央に置く。タイトルは縦組みの大きな白抜きで右側に立ち上がり、帯のセリフ体が会話の温度をそのまま誌面に持ち込む。読書が誰かとの対話に開いていく感触を、色面と書体の対比でやわらかく示している。
著増田忠則
装丁國枝達也
装画小山義人
双葉社 / 2023年
文学・評論