一覧に戻る文学・評論祝祭の子逸木裕宗教と暴力に染められた子供たちが、自らが加害者となった事件の十四年後に再会する。終わったはずの過去が再び彼らを追い始める長篇。表紙は暮れかけた森を背に立つ四人の人体像。顔の造作は削ぎ落とされ、誰でもあり誰でもない不在の表情が、洗脳された記憶の空洞を示唆する。縦組みの白い明朝が闇に静かに浮かび、帯の赤と淡い藤色の問いかけがその沈黙を破る。連帯と禁忌の境を、静止した群像で見せる装い。About出版社双葉社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁國枝達也(角川書店装丁室)装画POOL(@tasteoftest)Amazonで見る