一覧に戻る文学・評論ハーフウェイ・ハウスの殺人浦賀和宏ハウス」に囲われる少女と、行方不明の妹を探す兄。引き裂かれたふたつの世界の果てを描くミステリ。深い藍の闇に、焦点を外したひとつの顔が淡く浮かび上がる。輪郭は溶け、視線は捉えどころなく、表情も判然としない。縦組みの白い書名がその顔を貫くように配され、英題と著者名がささやくほど小さく添えられている。生と死のあわいを彷徨う物語の不確かさが、ピントの合わない一枚にそのまま託されている。About出版社祥伝社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁國枝達也(角川書店装丁室)Amazonで見る