一覧に戻る文学・評論サンブンノイチ金と思惑が交錯する人間模様を描いた長編。深い青緑の地に、帽子の男、スーツの男、ドレスの女、札束を抱えた小柄な男——どこか険のある四人が配され、まわりには紙幣が舞う。タイトルは鮮烈なピンクの筆致で大きく縦に走り、静かな地色を切り裂くように斜めに画面を横切る。細く硬質な線で描かれた人物画と、毒気をはらんだピンクの対比。それぞれの企みが擦れ合う不穏な熱を、表紙そのものがすでに語り始めている。About出版社next door design出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)+next door design装画ワカマツカオリ