
メイフェアの不運な屋敷に幕は下り
ロンドン・メイフェアの屋敷を舞台にした、執事レインバードたちの顛末を描く歴史ミステリの邦訳。シリーズの終幕に向かう一冊で、屋敷を去る者の影と、その後に残る波紋を静かに掬い取る。表紙は淡いブルーグレーで統一された玄関ホールを背景に、シルクハットに燕尾、トランクを提げた紳士の姿をやわらかな線画で配置。柱の陰からのぞく小さな犬や、宙に舞う色とりどりの紙片が物語の余韻を添える。原題の筆記体は淡い藤色で控えめに刷られ、和文タイトルの明朝体と相まって、退場の儀式めいた静けさが立ち上がる。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- 丹地陽子

















