一覧に戻る文学・評論最後の巡礼者(上)SveenGard+田口俊樹北欧ミステリ史上もっとも複雑とされる、六十年越しの猟奇事件に挑む主人公を描く長編の上巻。雪の残る針葉樹林に佇む一匹のセッター犬を中心に据え、白と灰の冷ややかな色面へ朱や橙の差し色をにじませた装画が、静謐さの底に潜む不穏を立ち上げる。タイトル文字を大きく裁ち落とした構図と、下部に帯状に重ねた赤の受賞コピーが視線を引き締め、北欧の森が抱える長い沈黙と、そこへ踏み込む者の覚悟を一枚の画面に凝縮している。About出版社竹書房出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画サイトウユウスケAmazonで見る