一覧に戻る文学・評論ひりつく夜の音小野寺史宜クラリネットを抱える青年と、その夜の時間を描く一冊。音楽がそっと触れる場所と、痛みのように沁みる瞬間を、静かに綴る。表紙は淡い青を背景にした線画。白シャツの輪郭と楽器の黒い管だけが量感を持ち、人物は伏し目を落とす。薄黄の題字が縦に走り、青の余白を切り裂くように立つ。線の柔らかさと、タイトルが指す鋭さ。その拮抗のなかに、夜のひりつきが息づいている。About出版社新潮社出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画高杉千明(next door design)Amazonで見る