
Twitter発の文筆家・蒼井ブルーが日記形式で綴ったエッセイ集。仕事や恋愛や家族のあいだに揺れる日常の機微を、ごく普通の青年の視点ですくいとっていく。オリーブグリーンの紙地に、後ろ姿の人物が空へ手を伸ばす線画。タイトルと著者名は人物のフードに白の明朝で重ねるという思い切った配置で、フードの陰影と書体のラインが溶け合いながら "言葉を背負う" 像になっている。線描の繊細さと余白の量感がそのまま、本書の温度を映している。

著長瀬光弘
装丁鈴木成一デザイン室
装画大桃洋祐
倉貫書房 / 2024年
文学・評論