一覧に戻る文学・評論女子芸人その名のとおり、芸の世界に身を置く女性を描く物語。弦楽器を構えた着物姿の女を中心に、松竹梅、俵、鯛、稲穂、扇など縁起物を束ねた華やぎが、宝船のように画面を押し上げる。淡い黄緑の縁取り、散る梅の薄紅、題字を載せた朱の帯が、祝祭の気配を程よく抑えて据える。芸能という生業の艶やかさと、それを支える日々の手触りが、この賑やかな束のなかに重なって見える。About出版社新潮社出版年2011年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画曽根愛