
株式市場が活況を呈する時代に、個人がいかに「お金」と向き合い、知識を身につけて資産を築くか。投資家としての心構えや経済の捉え方を、平易な語り口で説いた経済リテラシーの入門書である。表紙は白地に金色の線画のみで構成され、神殿の柱や壺、女神像、植物文様が左右対称に細密に描かれている。古典様式の額装の内側に和文タイトルと欧文副題を据え、装飾を抑えた中央の余白が読みやすさを保つ。富や知恵を象徴する古典図像を細い線で写し取ることで、投機ではなく「教養」としての金銭観を静かに示している。
装丁金澤浩二
装画一ツ山チエ
Taiko&Associates / 2008年
文学・評論