一覧に戻る文学・評論そして、何も残らない森晶麿何かが鳴り終えたあとの静けさが、ここには描かれている。雪の上に横たわる人物のかたわらに、赤いエレキギター、倒れたシンバル、転がる缶。空から見下ろす視点で切り取られた構図に、白抜きの大きな仮名タイトルが淡い縁取りで重なり、降りしきる雪と少しずつ境界を失っていく。残されたものと、残らないもののあわい。題の白と画面の白が、静かに響き合う。About出版社幻冬舎出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画ケッソクヒデキAmazonで見る