一覧に戻る文学・評論青春ふたり乗り夕暮れの土手道を、自転車で二人乗りする若い男女の後ろ姿。だれもが通り過ぎていく青春のひとときを、淡い水彩の筆致で掬い取ったエッセイ的短篇。空はやわらかな黄に染まり、両脇には菜の花らしき黄色の点描と緑の草が伸び、遠くに小さな家並みが連なる。タイトルは右上に朱赤の縦書きで配され、絵の余白を壊さない控えめな大きさ。線の細さと水彩のにじみが、こぎ出す前の息づかいまで含んだ静かな速度を画面にもたらしている。About出版社池田進吾出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁池田進吾(next door design)+67装画益田ミリ