一覧に戻る文学・評論心中しぐれ吉原山本兼一江戸・吉原を舞台にした時代小説。遊女たちの色恋と覚悟、その儚さを描き出す一冊である。表紙には簪を挿し、髪を結い上げた花魁が俯きがちに佇む姿が一枚絵として置かれる。深い藍と朱に金糸の龍と牡丹が躍る打掛、白い襟元と裾よけ、黒い高下駄。背景は燻んだ砂色で、文字は白く縦に大きく抜かれ、絵の余白を埋めずに息を持たせている。華やかさの陰に潜む湿りを、装画の艶と地色の沈みが静かに語り合う。About出版社角川春樹事務所出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁芦澤泰偉(芦澤泰偉事務所)装画大竹彩奈Amazonで見る