一覧に戻る文学・評論月の三相石沢麻依芥川賞デビュー作に続く長編で、分断の時代に「不在の肖像」をたどる物語。傷を負った歴史と生命の交差点に、新たな言語を差し出そうとする一作である。表紙は古い月面写真や天体図、ドイツ語の解説紙片を継ぎ合わせたコラージュで、セピアと白い余白が静かに同居する。三つに切り分けられた月の像が相の移ろいと過去の層を一枚に重ね、本文の重層的な時間意識をそのまま視覚化している。About出版社講談社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る