一覧に戻る文学・評論希望荘宮部みゆき東日本大震災後の日本を背景に、私立探偵・杉村三郎が小さな依頼から人の記憶と過去をたどる連作短編集。淡い水色の空を背に、コンクリートと鉄骨の外階段の踊り場をひとりの男が歩く線画が、白い余白のなかに静かに置かれる。タイトルは朱赤の明朝で大きく刷られ、著者名の細い黒い書体と対をなして画面に張りを与える。日常のすぐ脇にある宙づりの場所と、そこを淡々と歩いていく人物像が、この物語の手触りをそのまま示している。About出版社小学館出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画杉田比呂美Amazonで見る