一覧に戻る文学・評論幻坂有栖川有栖坂の街を舞台に、土地に潜む記憶や淡い気配を掬い上げた連作短編集。画面いっぱいに沈む大きな朱の太陽が、瓦屋根の連なりとうねる石畳の坂を赤く染め、左手に灯る街灯と黒く沈む樹影が夕暮れの一瞬を切り取る。白く太く抜かれた題字は景色の右側に大きく置かれ、furiganaを添えて画面を引き締める。装画の坂道と題名が呼応し、見知らぬ土地でふと立ち止まる感覚を呼び覚ます。About出版社メディアファクトリー出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁多田和博装画影山徹(東京イラストレーターズソサエティ)Amazonで見る