一覧に戻る文学・評論セーヌ川の書店主GeorgeNina+遠山明子パリ、セーヌ川に浮かぶ船上の書店を営む主人を巡る物語。原題「Das Lavendelzimmer」が示すように、ひとりの男の喪失と再生、そして本が人の心を癒すという主題が静かに流れる。表紙は窓辺に座る一匹の猫を手前に置き、積まれた本と本棚の陰、その向こうに広がる夕暮れのセーヌ川と石橋を絵画的なタッチで描く。藤色から橙へ移ろう空の階調が、室内の薄暗がりと対をなす。窓の内と外、書物と河、孤独と世界。本がひらく一筋の眺めを、一冊の絵に閉じ込めている。About出版社集英社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁藤田知子Amazonで見る