一覧に戻る文学・評論翼竜館の宝石商人高野史緒17世紀オランダを思わせる集団肖像画を背景に、ペストの恐怖と二重密室の謎が交差する歴史ミステリ。襞襟と黒衣をまとった男たちの面差しが薄闇から浮かび上がり、その油彩の重厚な質感を覆うように、白く明朝体の太い書名が画面中央へ整然と据えられる。古典絵画の闇と、活字の明晰な白。両者の対比が、史実の暗部に分け入る理性の手つきそのものを暗示している。About出版社講談社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画レンブラント+ファン+レインAmazonで見る