一覧に戻る文学・評論百の影ファン・ジョンウン取り壊されていく電器商街で働く二人。影が体から立ち上がるという不穏を抱えながら、ささやかな日常と互いへの情を手放さない静かな物語。淡い桃色とベージュが水彩のように滲む地に、明朝体の大きな書名と細い欧文表題、広い余白がそっと置かれる。画面下方には小さな黒い影のような形が二つ落ち、侵食されゆく世界をひそやかに暗示する。喪失と慈しみを湛えた物語の温度が、淡く儚い表紙にそのまま降りている。About出版社亜紀書房出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁albireo装画植田陽貴訳オ・ヨンアAmazonで見る