一覧に戻る文学・評論いつもだれかが見ている大竹昭子どこかの工房の片隅、楽器が並ぶ棚を背にひとりの人物が膝の上の何かをじっと見つめている——14篇の小説を14枚の写真とともに編んだ短篇集。世界のどこかで密やかに生まれる出逢いとドラマを、写真の一瞬から立ち上げていく。カバーには空気感のある一枚の写真をほぼ全面に据え、その上に白い短冊状の余白を三方に配して縦組みのタイトル・著者名・「[写真]」のクレジットを静かに乗せる。下半分を切る鮮やかな緑の帯がリズムを生み、写真の沈んだトーンに息を通す。視線の物語が、装丁の余白に呼応している。About出版社亜紀書房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子Amazonで見る