一覧に戻る文学・評論愛について、なお語るべきこと 下片山恭一愛をめぐって交わされる対話と思索が、下巻でさらに静かにほどけていく。黄金色に光る空のもと、白い衣をまとった人影が手を取り合うように宙を漂い、その下には花や鳥、植物が極彩色で密やかに描き込まれた風景が広がる。輪郭をぼかした筆致と、上の光と下の賑わいが呼応する構図が、愛という言葉の重さをやわらげ、その奥にひそむ豊かさをそっと差し出している。About出版社小学館出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁山田満明装画北澤平祐(nipponia)Amazonで見る