一覧に戻る文学・評論ココロ・ファインダカメラを構える少女と、ファインダー=心を覗く穴という題が静かに響き合う一冊。夕日の差し込む木造校舎の廊下に、セーラー服の少女がフィルムカメラを抱えて佇み、床の反射と舞い散る粒子が淡い水彩のタッチで時間の止まった光景を立ち上げる。タイトルは縦組みの紅色で窓格子に重ねられ、著者名はその左へ細く添えられる。覗くことと覗き返されることの距離が、一枚の絵のなかに折り畳まれている。About出版社bookwall出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画げみ