一覧に戻る文学・評論庭小山田浩子日常のすぐ隣にある違和や、輪郭の揺らぐ感覚を、植物や暮らしの細部から掬い取った短篇集。表紙は、ベージュの地に厚塗りの灰青がかたまりとなって浮かび、その内側に白い三角と黒い影のような形が置かれている。山にも舟にも見える具象未満のかたちと、塗りの筆致が残す凹凸。タイトルと著者名は黒の明朝で塗りの上に静かに散らされ、画面の余白を保っている。見えそうで見えきらない手前にとどまる絵が、ページの中で揺れる輪郭と響き合う。About出版社新潮社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画PHILIPPE WEISBECKERカバー写真篠あゆみAmazonで見る