一覧に戻る文学・評論どこかで棚木悠太タイトルの「どこかで」は、過ぎた季節や遠い記憶をそっと呼び寄せる、ささやかな呼びかけのように響く。表紙では雪の舞う冬の公園のベンチに、茶のコートと青いスカートの人物がひとり腰かけ、手元の何かをじっと読んでいる。輪郭をぼかした水彩は白い余白へ溶けていき、降りしきる雪片だけが時間の粒となって画面に散る。読む姿とこの静かな景色が、題の問いかけにそっと応えている。About出版社KADOKAWA出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画agoera(welle design)Amazonで見る