一覧に戻る文学・評論光待つ場所へ辻村深月大学のキャンパスや創作の現場を舞台に、何かを待ち、踏み出そうとする若い人々の心の揺らぎを描いた短編集。表紙は、絵の具で汚れた白いスニーカーを俯瞰でとらえた淡い色彩の絵画。靴の甲に滲む青や黄のペイントは創作の痕跡を思わせ、足元に散る桜の花びらと白っぽい地面が、季節の終わりとも始まりともつかない時間を漂わせる。タイトルと著者名は明朝で控えめに置かれ、止まった足と落ちる花びらが、まだ来ない光を待つ静かな気配へと重なる。About出版社講談社出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画佐伯佳美Amazonで見る