
光待つ場所へ
大学のキャンパスや創作の現場を舞台に、何かを待ち、踏み出そうとする若い人々の心の揺らぎを描いた短編集。表紙は、絵の具で汚れた白いスニーカーを俯瞰でとらえた淡い色彩の絵画。靴の甲に滲む青や黄のペイントは創作の痕跡を思わせ、足元に散る桜の花びらと白っぽい地面が、季節の終わりとも始まりともつかない時間を漂わせる。タイトルと著者名は明朝で控えめに置かれ、止まった足と落ちる花びらが、まだ来ない光を待つ静かな気配へと重なる。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- 佐伯佳美

















