
ようこそ、ヒュナム洞書店へ』の著者による読書エッセイ。具体的な読書法から、本がもたらす日々の悩みや喜びまでを綴る一冊で、翻訳を介して日本の読者にも届けられる。水色の地に、大きく開かれた本のなかへ少女が身を乗り出すイラストが置かれ、ページの隙間から星や光、虹のようなアーチが立ちあがる。下半分は鮮やかな黄色い帯が支え、空と陽だまりのような配色のコントラストが画面を明るくまとめる。本に没入する時間そのものを、軽やかに肯定する装い。

著喜多喜久
装丁篠田直樹
装画usi
集英社 / 2016年
文学・評論