一覧に戻る文学・評論世の人マリヲ三回目の懲役を終えた著者が、薬物との距離を測り直しながら家族や友人とのあいだに自分の場所を組み立て直してゆく日々の記録。生成りの紙地に「世の人」を縦に大きく散らし、白熊が少年人形を抱きしめる写真と、本文からの抜粋らしき小さな縦組みテキストを余白の中に静かに置く構成で、装画でも帯でもなく「本文の引力」で読み手を引き寄せる設計。脆さと温度をそのまま差し出す佇まいが、書かれている生活と地続きに感じられる。About出版社百万年書房出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る