一覧に戻る文学・評論赤い糸の呻き赤い糸の呻き」というタイトルは、人と人を結ぶはずの縁が軋む音を予感させる。創元推理文庫の一冊。表紙は鮮やかな黄の地に、マンガ調の細い線で五人の人物——スーツの女、眼鏡の青年、長身の男、ロングヘアの女性、手前にしゃがむセーラー服の少女——を並べ、視線はそれぞれ別の方向へ逸れていく。画面右端を縦に走る赤い帯、その上に白抜きで置かれた表題が、ばらばらに距離をとる人物たちを一本に縛り直すように紙面を貫いている。About出版社東京創元社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁水野哲也(Watermark)装画諏訪さやか