一覧に戻る文学・評論後鳥羽伝説殺人事件歴史上の伝説を下敷きに、現代の事件を追うミステリ。後鳥羽院をめぐる土地の伝承が、ある殺人と静かに交錯していく。表紙は淡い水彩で、紫に染まる広野を一人歩く帽子の人物を描く。空の水色と上着の黄が、紫の地に小さく灯る点景となり、題字も同系のピンクで重ねられて景色に沈む。風景の沈黙と、そこに残された一人の足取りが、伝説と現実のあわいに立つ物語の気配をたたえている。About出版社伊藤彰剛出版年1985年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画伊藤彰剛