一覧に戻る文学・評論赤ヘル19751975年、広島カープが初優勝を遂げた夏を背景に、少年たちのひと夏を描いた長編小説。野球に沸く街と、戦後三十年を経た土地の記憶が、転校してきた一人の眼差しを通して静かに重なってゆく。表紙には、赤いキャップを目深にかぶり白シャツ姿で並ぶ三人の少年が、絵画的な筆触で描かれる。空色の地に置かれた朱赤の太い書名と数字が、帽子の色と呼応して画面を貫く。あの夏の熱と陰影が、彫りの深い表情に宿る一冊。About出版社いしさか玲奈出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装画いしさか玲奈