一覧に戻る文学・評論君のクイズ小川哲クイズ番組の決勝で、問題文が一字も読まれぬうちに正解が出た――その不可解な瞬間を、主人公が記憶のなかで再生し解き明かしていく思考の物語。表紙は赤と青の正方形を交互に敷き、各マスに○と×の記号を配する。解答用紙にもクイズの判定にも見える幾何学的な盤面のなかに、白抜きの題字が静かに収まる。問いと答え、正と誤の境界を視覚化したような構成が、本書の知的な手触りをそのまま示している。About出版社朝日新聞出版出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大島依提亜(カバー・帯・表紙・本扉)Amazonで見る