一覧に戻る文学・評論風待心中山口恵以子江戸を舞台に、若き医師をめぐる二つの謎が交差する時代ミステリ。生と死、心中という主題を、繊細な筆致で描き出す長編小説である。表紙は淡い砂色の地に、咲き乱れる紅い彼岸花を中央に大きく配し、その上を白い蝶が舞う構図。鮮烈な朱と、薄墨で添えられた花弁の影が艶やかに対比し、漆黒の明朝体で組まれた題字が画面を引き締める。下部には深紅の帯が走り、コピー文字が縦に切り立つ。死を連想させる花と、軽やかな蝶。相反する要素を一枚に同居させた装画が、物語の不穏と情緒を静かに予感させている。About出版社PHP研究所出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画丁子紅子Amazonで見る