一覧に戻る文学・評論やがて海へと届く彩瀬まる失われた人の気配と、残された者の時間をたどる長編小説。淡い空と遠い山、寄せる波と濡れた砂浜を写した一枚の上に、緑の蔦と人影を収めた小さな正方形の写真がそっと貼り重ねられている。タイトルは細い白の明朝で空に縦に並び、足元の濡れ砂は薄い水鏡となって空を返す。外側の風景と内側の記憶がひとつの面で静かに出会う構成が、物語の手触りをそのまま差し出している。About出版社講談社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオカバー写真Rieko Honma+Getty ImagesAmazonで見る