一覧に戻る文学・評論三の隣は五号室長嶋有同じ集合住宅の一室を舞台に、半世紀にわたり入れ替わり住んできた人々の記憶を重ねていく長編。部屋という器のなかで起きた小さな出来事を、年代を行き来しながら淡く編み直していく。生成りの紙地に、間取り図を解体したような細い線描が淡く広がり、そこへ赤と黄色のスタンプ状の四角が無造作に置かれる。住人の記憶や気配を色で点していくような構図が、過ぎ去った時間の堆積を静かに示している。About出版社中央公論新社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大島依提亜(カバー・帯・表紙・本扉)装画田幡浩一Amazonで見る