一覧に戻る文学・評論泣くな研修医中山祐次郎外科の現場に放り込まれた若き研修医の戸惑いと成長を描く長編。著者自身が現役外科医という背景を持つ。青の水彩が滲む紙面に、白衣の一人だけが線も色も明瞭に立ち、背後の同僚たちは赤茶の輪郭で薄く沈む。タイトルは手書きの白い筆致で控えめに揺れ、頼りなさをそのまま見せる。確かなのは目の前の一歩だけ、という主人公の立ち位置が、絵と文字の濃淡の差にそのまま重なってくる。About出版社幻冬舎出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画石山さやかAmazonで見る