
フッサールの速記論からフロイトの夢解釈、AIや神経学的判断力批判まで、記号論を脳とメディアの視点から問い直すゲンロンカフェ発の白熱講義録。表紙では「新」「記」「号」「論」の四文字が極端な大きさで紙面いっぱいに配され、版面からはみ出すほどのスケールで誌的な律動を生んでいる。背景の白に対し、講師二人のモノクロ写真とテラコッタ色の帯状ブロックが落ち着いた重心をつくり、上部に押し込まれた小見出しと縦組みの目次が情報の層を可視化する。文字そのものを記号として扱うレイアウトが、本書の主題と静かに呼応している。
著BaconFrancis
装丁加藤賢策
求龍堂 / 2021年
アート・建築・デザイン