
世界人口の三人に一人がイスラム教徒となる時代、隣人としてのイスラムをどう理解するか。中東・イスラム地域研究の立場から、宗教・生活・国際情勢の見取り図を平易な語り口で示す一冊。表紙は柔らかな山吹色を地に、五人の人物がフラットなイラストで横一列に並ぶ。ヒジャブを纏う女性もシャツ姿の男性も同じ縮尺で描かれ、傍らには小さな樹木が添えられる。手描きの風合いを残した見出しと水色の副題が、構えずに「となり」と向き合うための入口をつくっている。
著ナカムラケンタ
装丁宇田川裕喜(BAUM) 國影志穂+高橋明香
ミシマ社 / 2018年
文学・評論