一覧に戻る文学・評論幽世の薬剤師6紺野天龍幽世(かくりよ)を舞台に、薬の知識で異界の謎と向き合う薬剤師の物語、その第六巻。深い藍と鮮烈なマゼンタが衝突する画面の中央に、巫女装束の少女と和装の青年が寄り添う姿が立ち上がり、背後では花弁とも飛沫ともつかぬ色片が渦を巻く。タイトルは余白を大きく取った白の明朝で縦に通され、絵の熱量を冷たく受け止めている。異界の濃密な気配と、二人の静かな距離が一枚の中で釣り合っている。About出版社新潮社出版年2024年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画こよりAmazonで見る