一覧に戻る文学・評論分岐駅まほろし清水晴木別れと後悔を抱えた人が、まほろしの駅へと迷い込む夜の物語。深い藍に沈むプラットホームには街灯の光だけが円く落ち、ベンチと小さな人影を浮かび上がらせている。線路は闇の先へ伸び、遠くに街の灯がまたたく。白く大きく組まれたタイトルが画面を横切り、下端に置かれた朱色の地が冷たい夜気にわずかな体温を返す。失われたものへの静けさと、もう一度歩き出すための淡い灯りが、同じ一枚のなかに静かに同居している。About出版社実業之日本社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画しらこAmazonで見る