一覧に戻る文学・評論空に牡丹大島真寿美夏の夜、町に上がる花火と、その光のもとに重なる人々の時間を描く長編。表紙は水彩のにじみで捉えた夕景で、藍から茜、淡い黄、そして夜の濃紺へと空がグラデーションを成す。低い家並みと電線、人影のシルエットが横に伸び、右上には大輪の赤い牡丹がひとつ開く。白の明朝で縦に組まれたタイトルが、その光景に静かに添う。地上の暮らしと、ひと夜の光。両者を同じ一枚に閉じ込めた装画が、物語の余韻を先取りする。About出版社小学館出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画後藤美月Amazonで見る