
山を愛し、版画を通じて山に生きる人々の姿を刻みつづけた作家の作品集。代表的なモチーフである「山男」を中心に、素朴で力強い造形世界を一冊にまとめている。表紙は深い黒地の上に、縞模様の帽子をかぶった山男と腕に抱えた小鳥を配したカラフルな木版画を大きく据え、緑・茶・グレー・赤の限られた色面と太い輪郭線が版木の手触りをそのまま伝える。タイトルと出版社名を端に小さく寄せることで、版画一点と静かに対峙する誌面となっている。
著若林輝
装丁吉池康二
装画若林輝
カバー写真若林輝
山と溪谷社 / 2021年
ノンフィクション