一覧に戻る文学・評論きのこの自然誌小川真きのこに半生を捧げた研究者による、菌類をめぐる随想集。「きのこ糞尿譚」「きのこ殺人事件」など、章題のひとつひとつから博物学的な好奇心と、土と森に分け入る生活者の眼差しが滲む。淡い水色を地に、朱色の罫と明朝の縦書きで章題を整然と並べた表紙は、古典的な博物書を思わせる構成。罫線の合間に配されたきのこの素描は、温かみのある朱で刷られ、図鑑的な正確さと挿絵の柔らかさを併せ持つ。静かな装いの内側に、生き物としてのきのこへの執着が確かに息づいている。About出版社山と溪谷社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木千佳子Amazonで見る