一覧に戻る文学・評論さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい古内一深夜にだけ開く一軒のカフェを舞台にした連作の最終巻。訪れる人それぞれの夜を、湯気の立つひと皿がそっとほどいていく。深い緑の地に、紙の王冠をのせた焼き菓子のガレットと、銀のスプーンが差し込まれた丸いケーキが手描きで配される。やわらかな筆致と素朴な色面、立ち上る一筋の湯気が、賑やかさよりも閉店後の静けさを思わせる構図にまとめられている。長い夜の記憶に、最後の灯りをそっと添える一冊。About出版社中央公論新社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画西淑Amazonで見る