一覧に戻る文学・評論乱暴と待機ある共棲のなかで揺らぐ関係と、人がふと露わにする暴力性を見つめる物語。網点で起こされた表紙では、長い髪で顔を覆った人物が床に座り込み、傍らにコードを引いたドライヤーが転がる。上部の暗いティールから下部の生々しいピンクへ沈むグラデーションが、密室の停滞と直前まで流れていた時間の気配を同時に閉じ込める。タイトルは古びた金箔めいた額に収まり、息をひそめた日常の手前で起きる小さな乱暴の予感を漂わせる。About出版社prigraphics出版年2008年ジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)+pri graphics inc.装画鶴巻和哉