一覧に戻る文学・評論文庫旅館で待つ本は名取佐和子古書がぎっしり並ぶ「文庫旅館」を舞台に、本と人の出会いを描く連作短編。深い藍を背景に、アーチ天板の木製本棚と、その前で本を胸に抱く着物姿の女性が中央に置かれる。足元には丸テーブルと一対の肘掛け椅子、四隅には黄色いユリと蔓がやわらかく配される。タイトルは白い縦組の明朝で本棚の左右に静かに並び、挿絵のような柔らかな筆致と相まって、誰かを本のもとへ招き入れる宿の、ほの暗い客間が立ちのぼる。About出版社筑摩書房出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁田中久子(アンサンブル)装画NaffyAmazonで見る