一覧に戻る文学・評論父のおともで文楽へ伊多波碧父に連れられて文楽の世界へ通う日々を綴った一冊。表紙にはこげ茶のテーブルに並ぶコーヒーカップ、プリン、チーズケーキの一切れ、そして文楽人形を思わせる小さな包みが、絵筆のあとを残すやわらかな筆致で描かれる。背景は淡い桃色、タイトルは若草色の短冊、著者名は薄紫の帯。手前には唐草模様の椅子の背がのぞき、芝居の前後の喫茶のひとときを覗き見るような構図だ。劇場へ向かう日の静かな高鳴りを、ささやかな静物画に写し取った装丁である。About出版社小学館出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁小川恵子(瀬戸内デザイン)装画ヤギエツコAmazonで見る