一覧に戻る文学・評論美森まんじゃしろのサオリさん小川一水鳥居の前で自転車を押す少女と、傍らに立つ人物。山あいの神社に宿る土地の記憶と、そこに現れる異なるものとの邂逅を描く一篇。表紙は雨上がりらしい湿った夕景を、深い緑と土の褐色、淡い空の青で構成し、足元の水面に鳥居や草地を反転して映し込む。タイトル文字は明朝の力強い字形に金色の縁取りを添え、闇に滲む灯りのように浮かぶ。静かな祈りの場と、そこに踏み込む生身の気配。二つの時間が一枚の風景に溶けている。About出版社光文社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画げみAmazonで見る