一覧に戻る文学・評論知らない映画のサントラを聴く竹宮ゆゆこ見知らぬ街、見知らぬ感情、見知らぬ自分。誰のものでもない時間に寄り添う短編集として、日常のすぐ隣にある不確かさを掬い上げる。淡い水彩で描かれた少女の表情を中心に、青と橙の補色が画面を縦に貫き、和文タイトルが太い明朝で大きく配される。背景には自転車やマンホール、空に浮かぶ人影が散らされ、現実と幻想が滲み合う。聴こえないはずの音を聴く、その耳をすますような構図が物語の体温を伝える。About出版社新潮社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画ふゆの春秋Amazonで見る