一覧に戻る文学・評論リモノフある人物の名を表題に掲げた一冊。表紙は眼鏡をかけ口髭をたくわえた男性の顔を画面いっぱいに据え、赤一色のモノトーンで刷り込んでいる。右上から縦に落ちる黒く太いカタカナの書名と、小さなラテン文字の原題が、肖像と静かに拮抗する。粒子の粗さと単色処理が個人の説明を剥ぎ取り、名前を輪郭だけの符号として立ち上がらせる。誰だったのか、何者になりえたのか——装丁の沈黙がそのまま読者への問いになっている。About出版社Alexey Savransky出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Creditsカバー写真Alexey SavranskyAmazonで見る